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家の解体費用はいくら?30坪・40坪・50坪・60坪の早見表——木造は坪4〜5万円が目安、費用を左右する3つの条件と「安くする正しい順番」

公開 2026年7月18日最終更新 2026年7月18日執筆 家の補助金ナビ編集部

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実家を相続した、空き家を処分したい——見積もりを取るまえに「だいたいいくらかかるのか」を知りたい方に向けた記事です。

結論から言うと、家の解体費用の本体は「構造ごとの坪単価×坪数」でおおよそ見当がつきます。木造なら坪4〜5万円。30坪で120〜150万円、50坪で200〜250万円ほどです。

ただし、これはあくまで本体の目安です。実際の総額は、家財の処分・アスベストの調査・重機が入るかどうかで数十万円単位で動きます。この記事では、坪数別の早見表と「費用を左右する3つの条件」、そして費用を下げる正しい順番まで整理します。

先に結論:解体費用の全体像

✓ ここが要点

本体の目安は「坪単価×坪数」——木造は坪4〜5万円、鉄骨造は5〜8万円、鉄筋コンクリート造は7〜10万円が中心です(民間の集計による目安)。 総額はそこに「付帯の費用」が乗る——家財の処分20〜60万円、アスベストの調査費、庭木・塀・カーポートの撤去など。 下げる手段はある——危険な空き家なら、解体費の1/3〜4/5を補助する市があります。ただし工事の契約のまえの申請が条件です。

坪数別の早見表(本体工事の目安)

構造と坪数から見た、解体の本体工事の目安です(民間の集計によるおおよその金額。立地・家の状態で変わります)。

坪数 木造 鉄骨造 鉄筋コンクリート造
30坪 120〜150万円 150〜240万円 210〜300万円
40坪 160〜200万円 200〜320万円 280〜400万円
50坪 200〜250万円 250〜400万円 350〜500万円
60坪 240〜300万円 300〜480万円 420〜600万円

※ 表は横にスクロールできます

◆ ケースで考える

50坪の木造住宅を例にすると——本体工事が200〜250万円。家の中に家財が残ったままなら処分に20〜60万円。庭木や塀の撤去、アスベストの調査費も乗ると、総額は250〜330万円ほどになることがあります。逆に、家財を自分で片づけ、市の補助金(たとえば上限100万円の市)が使えれば、実負担は150万円前後まで下がる計算です。同じ家でも、進め方でこれだけ変わります。

構造で単価が変わる理由

解体費は、建物が「壊しにくい」ほど高くなります。

構造 坪単価の目安 特徴
木造 4〜5万円 いちばん壊しやすく安い。日本の戸建ての大半
軽量鉄骨造 5〜7万円 ハウスメーカーの家に多い
重量鉄骨造 6〜8万円 骨組みが太く、切断に手間がかかる
鉄筋コンクリート造 7〜10万円 いちばん頑丈で、壊すのもいちばん高い

※ 表は横にスクロールできます

✎ 私の調査メモ

坪単価の目安が妥当かどうか、市の公式情報とも突き合わせました。北九州市が解体補助金の計算に使う公式の基準額は、重機での解体で1平方メートルあたり15,000円——坪に直すと約5万円で、民間の集計とほぼ一致します。また同市の基準では、重機が使えず手作業で壊す場合は1平方メートルあたり24,000円と、約1.6倍に設定されています(確認日2026年7月17日)。

本体のほかにかかる費用(ここで総額が動く)

見積もりで「思ったより高い」となる原因は、ほぼこの3つです。

1. 家財の処分(残置物)——家の中に残った家具・家電・布団などの処分は、1立方メートルあたり7,000〜15,000円ほど。一軒まるごとだと20〜60万円かかることもあります。自分で片づけられる分を減らしておくと、そのまま節約になります

2. アスベスト(石綿)の調査——2022年4月から、延べ床面積80平方メートル以上(約24坪以上)の解体では、アスベストの事前調査と行政への報告が義務になりました。2023年10月からは資格を持った人の調査が必要です。調査費は数万円〜で、アスベストが見つかれば除去費が別にかかります。古い家ほど使われている可能性があり、ここは省略できません。

3. 立地と付帯物——前の道が狭くて重機やトラックが入らない家は、手作業が増えて割高になります。庭木・庭石・ブロック塀・カーポート・物置の撤去も、本体とは別の費用です。

費用を下げる、正しい順番

順番を間違えると損をします。正しい順番はこうです。

  1. ① まず市の補助金を確認する

    危険な空き家なら解体費の1/3〜4/5(上限20万〜160万円)を補助する市が多い。ただし申請は工事の契約のまえが条件。契約してからでは使えない

  2. ② 複数の業者から見積もりを取る

    解体費は業者による差が大きい。総額と内訳(本体・家財・付帯)を並べて比べる

  3. ③ 家財を自分で片づける

    処分費20〜60万円の部分は、自分の手を動かした分だけ確実に減る

とくに①の順番が大切です。補助金の申請は「工事の契約・着工のまえ」が条件で、先に業者と契約してしまうと、対象の家でも受け取れません。市の制度がいくらかは、空き家解体の補助金・市区町村別ページ助成金チェッカーで確認できます。制度の全体像は空き家の解体に補助金は出る?にまとめています。

補助金を取り逃さないための業者選び

解体の見積もりは、業者によって内訳の書き方も金額も大きく違います。さらに補助金を使うなら、見積書・工事前後の写真など業者の協力がないと出せない書類が必要です。市内の業者に頼むことが条件の市も多くあります。

✓ ここが要点

見積もりのときに、次の3つを確認してください。

  • この家は、市の解体補助の対象になりそうか?(市内業者は制度に慣れていることが多い)
  • 見積もりの内訳に、本体・家財の処分・付帯物の撤去・アスベスト調査が分けて書かれているか?
  • 補助金の申請に必要な書類(見積書・工事前後の写真など)を用意してくれるか?

1社の言い値で決めると、適正な価格かどうかを確かめようがありません。複数の業者の見積もりを並べて比べるのが、遠回りに見えていちばん確実です。

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解体したあとの固定資産税も忘れずに

家を解体して更地にすると、土地の固定資産税を安くしている特例が外れ、翌年から税額が上がるのが普通です。「6倍になる」とよく言われますが、実際の上がり幅は多くの場合それより小さいです。解体するかどうかの判断材料として、家を解体すると固定資産税は6倍になる?に正直にまとめています。

よくある質問

50坪の家の解体費用はいくらですか?

木造なら本体工事で200〜250万円が目安です(坪単価4〜5万円×50坪)。鉄骨造なら250〜400万円、鉄筋コンクリート造なら350〜500万円ほどに上がります。ここに家財の処分(20〜60万円)やアスベストの調査費などが上乗せされるため、総額では見積もりを取って確かめるのが確実です。いずれも民間の集計による目安で、立地や家の状態で変わります。

30坪の家ではいくらですか?

木造なら本体工事で120〜150万円が目安です(坪単価4〜5万円×30坪)。鉄骨造なら150〜240万円、鉄筋コンクリート造なら210〜300万円ほどです。道が狭くて重機が入らない場合は手作業が増え、割高になります。

解体費用に補助金は出ますか?

老朽化して危険と判定された空き家なら、解体費の1/3〜4/5(上限20万〜160万円)を補助する市区町村が多くあります。ただし申請は工事の契約・着工のまえが条件で、先に契約すると対象外になります。お住まいの市の制度は市区町村別のページで確認できます。

アスベストの調査は必要ですか?

2022年4月から、延べ床面積80平方メートル以上(約24坪以上)の解体工事では、アスベスト(石綿)が使われていないかの事前調査と、結果の行政への報告が義務になりました。2023年10月からは資格を持った人の調査が必要です。調査費は数万円〜、アスベストが見つかった場合の除去費は別にかかります。これは業者側の義務ですが、費用は工事代金に含まれる形で持ち主の負担になります。

家財が残ったままでも解体できますか?

できますが、割高になります。家の中の家財の処分は1立方メートルあたり7,000〜15,000円ほどで、一軒まるごとだと20〜60万円かかることもあります。多くの市の解体補助は建物の解体費だけが対象で、家財の処分費は対象外です。自分で片づけられる分を減らしておくと、そのまま節約になります。

まとめ

  • 解体費の本体は「坪単価×坪数」。木造は坪4〜5万円、50坪で200〜250万円が目安
  • 総額は家財の処分(20〜60万円)・アスベスト調査・立地で数十万円動く
  • 下げる順番は①市の補助金の確認→②複数社の見積もり比較→③家財の片づけ
  • 補助金は工事の契約のまえの申請が条件。契約してからでは使えない
  • 自分の市の補助は→市区町村別の一覧助成金チェッカーで確認

※本記事の費用は民間の集計による目安、制度情報は2026年7月17日時点で各公式ページを確認したものです。補助金は年度や予算の状況で変更・終了されることがあります。申請前に必ず公式ページ・窓口で最新の条件をご確認ください。

参考情報(出典)

家の補助金ナビ編集部

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